あとがき



当時、日常ものが流行していました。
日常ものとは、漫画やアニメのジャンルのひとつです。
特に何が起こるでもなく、キャラクターがただ日常を過ごす様を描いたものを云います。
それって面白いの?
とお思いでしょうが、面白いのです。
「あずまんが大王」「けいおん!」と云う漫画などが、
それに当たるのですが、
それらには、ほとんど女の子しか登場しません。

日常ものの流行と共に、世の中には様々な女の子達が登場しました。
美術科に通う女の子達や、軽音部の女の子達、落語家の女の子達などです。
また、珍しいところでは、
銃を可愛い女の子に擬人化し、
彼女達が送る学園生活を描いているものもありました。
そこで僕は思ったのです。
女の子と、何かワンアイディアを組み合わしたものをよく見かけるような気がするぞ。
それを応用して、僕も何か、可愛らしい、ゆるくてふわふわした漫画を書けないだろうか?
さらに、そのワンアイディアは、
出来れば作者の趣味に沿ったものが適当であるとも感じました。

その考えの元、書いた漫画は、
僕の投稿歴で、唯一、何にも引っかからなかったものとなりました。
どしたのわさわさ。
いえ、どうしてかはわかります。
ですが、書いていて楽しかったのです。